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不動産投資として代表的なアパートや貸家の運営は、不動産屋に入ったばかりのパート社員の仕事です。自慢できるような難しい仕事ではありません。
自分の不動産投資をネットで発表したり、セミナー等を開いて喧伝することは、競馬やパチンコで勝った人の自慢話しと同じではないでしょうか。また、飯の種をバラまいて自分の首を絞めることは、商売人のすることではありません。但し、自分が売り抜けるための被害者を育てることが目的ならば理に適うことです。しかし、それって人としてどうなんでしょう。

ギャンブル、マルチ商法、投資など、儲け話は情報が入ってきた頃には手遅れです。後発組は先発組の「売り抜けるための被害者」になり兼ねません。株で例えると、てっぺんで売り抜ける人に対して、てっぺんで買って大損する人。そうならないように注意しましょう。

ところで、近頃は低価格物件の問合わせの約
割が、新規参入または初期の投資家です。今更感は否めませんが、市場が賑わうことは良いことです。しかしなぜか、皆さんの特徴がとてもよく似ています。

・ネット・書籍・勉強会等で成功例を聞いたことが動機になっている

・辺境でも常に需要があると思っている

・外国人労働者の寮なども想定している

・入居者の選別次第では近隣とトラブルになり得ることを考えていない

・専門家でも判り得ない未来の不具合について、結論を求めてくる

・売主の感情を気遣うことなく、骨董市で値切るような交渉をしてくる

・やたら専門用語を使おうとする

心当たりのある方は、特に売主の感情に注意しましょう。かつて、自作の買付証明書に欠点を誇張して羅列し、一方的にあり得ない価格(半額)を書いて提出した人がいました。それに対して売主はこう言いました。「その価格でも構いませんけど、亡き主人が残したものです、その人には売りたくありません、その価格で別の人に売ってください」。弊社は「でしょうね」と返答しました。仲介業者が調整するべきという意見もあるかと思いますが、仲介業者にも好き嫌いがあります。

◆弊社が推奨すること
既に不動産投資をやっている人は、自慢したい気持ちを抑えて、人に教えようとせず、ひとりでこっそりと不動産投資をしましよう。
不動産投資をやって間もない人や、これからやろうとする人は、人に教えてもらうのではなく、自分で調査して実行しましょう(売買の相場・家賃の相場・他物件の募集状況など、やろうと思えば全て自分で調べられます)。投資は商売と同じです、商売は人に教わるものではありません。そして、差し出がましい意見・否定・非難をしてくる経験者、妬みを隠して心配する体で反対してくる他人、見てろよアイツは失敗するから、という祈りを込めた根拠なき予言者、これらをすべて無視して、自分の道を突き進むのが商売です。安易に人の足跡を辿るのではなく、自分自身で開拓しましょう。

となると、弊社の意見も聞くべきではないのかもしれませんね。



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